卓球台のSG基準では、天板や移動用キャスターといった個々の部品段階での検証をはじめ、完成品となった場合の過酷な使用条件を想定した加重試験や斜路における転倒試験等が行われます。これらの様々な検査に合格した卓球台が「SGマーク適合卓球台」としてSGマーク表示を許されます。
構造
脚位置は、図に示す寸法であること。 A(エンドライン~脚)=150mm以上/B(サイドライン~脚)=100mm以上/C(床~横桟)=300mm以上。 |
構造試験
収納状態の時、30Nの力を加えても天板が開かないこと(収納時のロック機構があるものはロックした状態で確認する)。 |
安定性試験
収納状態で10°の斜面においても倒れないこと。使用状態で、長手方向及び横方向に200Nの力を加えた時に、脚部の折り畳み、倒れ等がないこと。 |
走行性試験
8本の鋼線を50mm間隔に金網状にしたものを2つ路面に敷き、2つの鋼線を25往復させた時、各部の外れ、倒れ、破損等がないこと。 |
耐荷重試験
使用状態で、図の位置に1分間荷重を加えた時、各部に外れ、破損、倒れ及び使用上支障のある変形等を生じないこと。 |
厳しい基準をクリアしたSGマーク付卓球台には、メーカーが付保するPL保険とは別に、製品安全協会が付保する対人賠償保険(最大で1億円限度)が付いています。万が一 SGマーク付卓球台の欠陥により人身事故が起きた場合には、申し出に基き事故発生届を受付け、被害者対応、事故原因調査、製品に欠陥があった場合の示談折衝や損害賠償措置までを製品安全協会が責任を持って対応します。また、欠陥のある製品が市場に出た場合のリコール等の事態にも製品安全協会が対応する事になっています。二重の保証制度で、より安心・安全な卓球台が「SGマーク付」卓球台です。
SGマーク製品には、下記のようなラベルが貼られています。製品ご購入時にご確認ください。SGマークラベルは、メーカーにより貼り付け位置が異なります。